2009年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年09月

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#208 粕汁

粕汁


朝、出かけようとするとNHKの「この人にトキメキ!」という番組が始まった。

ゲストは、佐藤愛子である。もう80歳を超えているが、そうは見えない、背筋がピンと伸びている。元気そうである。

ついつい仕事にも行かずに見てしまった。まあ、うちの職場は遅刻ということがないのでこのへんは安心だ。

でもハナシは、最新作の小説の話、「血脈」は、小説家だった父佐藤紅緑の一族の話だ。若いころから、借金を背負い、作家として波乱万丈な人生を送ってきた話。いつまでも作家として活躍をしている理由など、当たり障りがないNHK的な話題に終始した。

佐藤愛子は、ユーモア小説、エッセイでよく知られているが、もうひとつ別の顔がある。

彼女は、長いこと霊的な現象に悩まされ、それを克服するのに大変な苦労をしてきたひとだ。

それについては、「私の遺言」に詳しい。

北海道に買った別荘での怪現象。成仏できずにいた佐藤家の先祖の霊、別荘を建てた場所に閉じ込められ、恨みつらみによって何百年も自縛霊として繋ぎ止められていたアイヌの未成仏霊たち。彼らを霊能力者に頼んでお払いをしてもらった話。

親身に相談に乗ってくれた美輪明宏やいつも頼りにしていた無名だったころの江原啓之との交流などが書かれている。

佐藤家にまつわる因縁。アイヌの酋長の娘だった前世の話。もうこれでもかというくらい、怪しいエピソードばかりである。ふつうのひとは読むのがイヤになるかもしれない。気味が悪い話でいっぱいだからだ。

でも怪現象にたちむかう凛とした佐藤愛子の態度や、すでに亡くなった遠藤周作の霊界からのメッセージには救われる思いがする。

世間はまだこうしたこの世界とはちがうもうひとつ別な世界を、おもしろがって取り上げる以外は、敢えて取り上げようとはしない。

似たような例には、エリザベス・キューブラー・ロスがいる。

ホスピスという言葉がなかった時代から、死に臨んだ人の心理について先駆的な仕事をしたスイス生まれの米国の精神科医だったひとだが(2003年没)、あるときから「死は存在しないこと」、「死んだあとも生命は存在し続ける」ことについて語りはじめた。

彼女の自伝を読むといかに彼女がむこうの世界といろいろな交流があったのかがわかる。

世間は、いまでも彼女の「臨死に関する仕事」は評価するが、彼女がいう「死後の生」についてはまったく触れないことが多い。

「生」を理解するためには、「死」をきちんと理解することが必要である。机上の哲学や思想ではなく、死後の生が「ある」のか、「ない」のか、もうひとつの世界を受け入れられるかどうかだ。

証拠などいくら求めても無駄なのだ。物質でない世界の存否をどうして物質を基盤とする科学の俎上で議論できようか。

彼女たちは、おそらく時代の先駆けなのだと思う。「見えない世界」を受け入れる素地をつくるために新しい時代の到来を告げるためにやってきたのだろう。

あと10年もしないうちに「死後の生」を疑わずに、こころ安らかにこの世を旅立っていく人がもっともっと増えるのではないだろうか。「見えない世界」を受け入れることによって、「なぜ僕らはこの世に生を受けたのか」、についても改めて問い直されるようになるのだと思う。



佐藤愛子 「私の遺言」 新潮文庫
エリザベス・キューブラー・ロス 「人生は廻る輪のように」 角川文庫


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| あやしい話♪♪ | 01:16 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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#207 モロヘイヤスープ

モロヘイヤスープ


しばらくお付き合いをねがいます。

「おい、権助や」

「へ、呼ばっただかね」

「熊さん、夏風邪でここ2,3日寝込んでいるそうじゃないか」

「そうかね」

「おまえ、知らないのかい」

「そういえば、聞いたような、聞かなかったような」

「なんだ、たよりないねえ、同じ長屋だ、ちいとは心配したらどうだ」

「ご隠居、そんなこというが、こちとらお天道様といっしょに朝から晩まで働き通しだ、熊のことまで面倒みてられねえべ」

「なんだい、おまえさん、情ってもんがないじゃあないか、情けないねえ、権現様以来、この長屋は人情もんが住むことでちいとは知られているんだよ。いつからこの長屋は薄情もんばかりにおなりだね」

「ご隠居がいちばん町内じゃ、ひまなんだから、なんか栄養のあるもんでも食わせてやれよ」

「そうだな、権助。おまえもたまにはいいこというじゃないか。お前たちは若さに任せて、栄養というやつをとんと考えもしない。若いうちはいいが、病を得てからじゃ遅すぎる」

「酒くらって、寝てりゃア、幸せなんだべ」

「そういやモロヘイヤスープって、栄養があるそうじゃないか」

「なんだあ?牛タンシチューだあ」

「牛タンシチューじゃないよ、おまえ、意外にしゃれたもの知ってるね。わたしがいったのは、モロヘイヤスープ。エジプトでは王様の野菜ってことで、たいそう重宝されているそうだよ」

「さすが、ご隠居、モノ知りだあ」

「それじゃ、今日は、もうなんの準備もないから、熊さんのためにモロヘイヤだけのスープでもつくるか。モロヘイヤの葉の部分を集めて、ざっと洗って、茹でて、軽くたたいて粘りを出したら、湯に戻して、固形スープ素と塩と黒胡椒で味を調えておしまいじゃ」

「なんだか、簡単すぎるなあ、こんなんでいいだべか」

「手を加えてもいいが、それ病気のときは、よけいなものをいれるより、薬だと思って飲むように、熊にいっておくれよ」

「ご隠居、さすがだね、これで熊公も元気になるだよ。おらが倒れたときもときもお願げえしますよ、牛のタンシチュー」

| 未分類 | 23:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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#206 キャベツのワインビネガー煮

キャベツのワインビネガー煮


風邪をひいた。先々週の土曜日。夏休み最後にエアコンをつけっぱなしで、寝た。見事に体調が崩れ、火曜日には熱がでて動けなくなっていた。2日寝込んだ。

会う人ごとに、それは例のインフルエンザでは?

という目をされるので、周りにウツシても迷惑だろう。病院で調べてもらった。

病院にいくと、別室に通され、問診、検温...とものものしい警戒態勢である。おじいさん、おばあさんでいっぱいの病院なのでそれもいたしかたないことである。

思ったとおり、インフルエンザではなかった。
夏風邪である。

なのに、意外に長引く。熱は下がったが、咳と痰が残り、呼吸器が弱いお爺さんのようになってしまった。なにかあると、息は切れ、痰がからみ、呼吸が苦しい。

寝込むなんてことは、ここ10年来なかったことなので、自分で自分にびっくりである。

こんなに長引くなんてなあ。ついでに新型インフルエンザも早めに済ましておきたいところである。


今日の料理:ドイツ料理ザワークラフトというキャベツ料理がある。キャベツを酸味が出るように漬けておく料理なのだが、漬け込んでいる余裕も時間もないので、それをイメージしてホタテスープの素を加えて、ワインビネガーで煮てみた。夏風邪に効くものかどうかは不明だが、キャベツを半玉食べる。酸っぱい食物繊維でお腹が一杯。どうなんでしょう、このキャベツ大量療法。効くといいんだけどな。

| 未分類 | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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#205 タコの頭のもろみドレッシングがけ

たこのもろみドレッシング


タコにだいぶ入れあげている感のある今年の夏である。

で、タコの頭をつかったサラダである。

3,4年前に何の気なしに「図解さかな料理指南」(新潮文庫)を買った。作者は、本山健司。もともと広告代理店のアートディレクターをやっていたひとで、紹介している料理にはそれぞれ自分でかいたイラストがついている。

絵がある本は大好きである。

南伸坊太田垣晴子などは大ファンである(太田垣晴子は4こまマンガ以外)。「古代エジプトうんちく図鑑」を書いた柴崎みゆきも好きだ。

「図解さかな料理指南」は、南伸坊や太田垣晴子などのようなほのぼの感はまるでないが、ちょっと頑固で酒と肴にうるさいチュー年オヤジ感満載の好感の持てる本である。ワタクシ、この本を職場の本棚の片隅に常備しており、ぐったり疲れた夕方なんかに渋茶をすすりながらぱらぱらやると元気になる。

市立図書館で本山氏の「図解焚き火料理大全」もみつけた(これも新潮文庫)。さっそく借りてきて夏休み読んでみた。

さすがである。そのなかで本山氏もタコの頭を絶賛されていた。

タコの頭には三つのうまさがある。ひとつは皮の、プルンとした舌ざわり。
次が皮と見の間のぐちゃっとして、それでいてコリコリしたかみごたえ。
三つめがしんなりした深い味である。


と述べている。

やはりな。タコの頭はうまいのである。そしてタコの足より安い。

正確には頭ではなくタコの胴体といったほうがよいが … 。もしタコの胴体にあたるところにみっちり脳みそが詰まっていたら、いまごろ海底タコ帝国ができていて人類もタコヤキなんか食べている場合じゃなかったろうと思う。

もろみに味をつけたフンドーキンから出ている「もろみ甘口」(137円)にオリーブオイル、リンゴ酢、黒胡椒をまぜ、ドレッシングにしてみた。

| サラダとその親戚♪ | 10:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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#204 生タコの握りジンジャーソース

生タコの握りジンジャーソース


何年ぶりかで、新宿で大学時代の友人2人と飲んだ。

楽しかったが、新宿は人は多いし、外は蒸し暑いし、建物のなかは、冷房が効きすぎて寒い、普段喫煙者と席を同じにすることはないので、喉も痛み、大層疲れた。

その友人のひとりは新聞記者で、もうひとりは、編集者である。なんか似たような商売の友人が多い。

その編集者のほうは、いまでは美術関係の出版社にいるので、そちらの方面の仕事が多いが、昔はプロレスの本や飲尿健康法の本の編集に携わっていたこともある。飲尿健康法の本を編集していたときには、自分の尿を実際に飲んでみたりしていた。

彼女は、高校卒業後、農協に就職してほしいという親のプレッシャーをはねのけて、山形のド田舎から、大学進学したツワモノである。

親からの仕送りは受けなかったため、大学では、ほとんど講義には出席せず、中華料理屋でのバイトで生計を立てていた。お金のないときは、毎日キャベツ千切りのみを食べて暮らしていたらしい。

一時靴を買わずに、はだしで暮らしていたこともある。ワタクシが、当時大学構内で見かけたときは、高校時代の体育の授業で使っていた赤いジャージの上下を着て、炎天下にもかかわらず、黄色い長靴を履いていた。

彼女の専攻はインド哲学だった。チベット仏教に憧れ、在学中にダライラマにひとりで会いにインドにいった。最低の宿を転々として、インド中を旅した。

ダライラマに会いに行く途中で、演習中のインド兵にこっちが近道だとだまされ、森に入り、あとをつけてきた複数のインド兵に危うくレイプされそうになった(他の部隊に助けられたという、いいインド人もいるのである)。

タージマハルの近くでは、インドの男にだまされてホテルに連れ込まれ、一晩中抵抗し、男と格闘したこともある。あげくに相手は夜明け前には、すっかり疲れきって諦めたそうだ。

「ふたりとももうへとへとだったのよ」

というのが、そのときの彼女の感想だ。レイプ未遂犯もへとへとだったというのがなんかおかしい(状況は緊迫していたはずだが … )。

こうなるとツワモノというよりゴウケツといったほうが正しい。

彼女は頭もいいひとだが、あまりひとを疑うことしない。だからインドなんかにいくと危険な目にもあう。危機管理能力には問題があるが、それは一方で図抜けたコミュニケーション能力にもつながっている。

レッテルを貼ったり、ひとの評価を鵜呑みにしないので、どんなひとや猫に対しても態度は変らない。何回か、出版社を変わっているが、採用試験も面接になると抜群の強みで、採用になる。

大学を卒業後、上京し、彼女が最初に住んだアパートは、取り壊される一歩手前の老朽化した代物だった。彼女はそこに住んでいるときには、不在のときも部屋で寝ているときも鍵をかけたことはないらしい。泥棒のほうが相手にしないくらいのボロアパートだった。

そのときアパートの隣りの部屋に住んでいたのが、Y田さんだ。

Y田さんは当時、人形劇団の人形使いで、やはり貧乏な生活をしていた。ワタクシも友だちの友だちはみな友だちということで、Y田さんともそのとき知り合った。

新宿で飲んでいるうちに、そのY田さんが新宿で最近水商売をしてるという話になった。連絡をとってみようということになり、電話をすると、われわれがいる飲み屋から歩いて2、3分のところでバイトをしていることが判明。会うのは、何年ぶりだろう。

Y田さんのカオで、スナック他を経営している社長に頼みこみ、格安90分飲み放題コースで、宴会のつづきをした。

もともと看護師だったY田さんは、すでに人形劇団をやめ、看護師の専門学校で講師をしていると聞いていた。

なぜ新宿でバイトを?
教えている学校が、夏休みになったので、ヒマなのでスナックでバイトをしているという(なんじゃそれ)。Y田さんもよくわからない謎のおヒトなのである。


もう一軒いこうという3人を置いて、ワタクシは早々に退散した。なにしろ翌朝は熊本に朝一番で帰らなくちゃならない。

翌日、件のゴウケツから熊本に電話があった。あのあともう一軒いき、池袋までもどったが、結局終電を逃し、池袋の西側の公園で、ダンボールを敷いて、そこで朝まで寝たという。

わお、女性一人池袋の公園で野宿か~。

ゴウケツぶりと危機管理能力のなさは相変わらず、健在なのだった。



写真は生タコの握りである。フライパンでバルサミコ酢を煮詰めて、黒蜜を加え、そこにおろした生姜とオリーブオイルをたらしたソース。即興ソースなので、パンチがちょっと足らないが、酸っぱめの鮨飯とは意外にあうのである。

| お鮨とその弟子♪ | 10:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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#203 ニラ饅頭

にらまんじゅう


だいぶ前の話だ。

ワタクシの頬にシミができた。ちょうどその頃、ひまし油療法に凝っていたので、顔のシミに効くかどうか、自分でやってみたことがある(以前のハナシ)。

ひまし油療法は有名だが、顔のシミに効くというハナシは聞いたことはなかった。有名なのは温湿布である。ここで注意してもらいたいのは、これは民間治療法としては有名だが、西洋医学では採用していないという点だ。

何に効くかは、だいぶ本を読んだのだが、ずいぶん前なので忘れてしまった。免疫機能を高めるというようなことだったと思う。熊本に帰ったら、確認しておこう。

驚いたことに、塗り始めてから2か月ぐらい、3か月たたない頃から顔のシミは急速に消え始め、そのときあったシミはまったくなくなってしまった。

うーん、すごい効き目だ。心底驚いた。

しばらくして、別なシミについても確認実験をしようとおもったのだが、いざとなればひまし油で治療できると思うといまひとつ真剣さに欠け、3日くらい塗ったあと、やめてしまった。

母は84歳である。何年か前に右目の脇に大きなシミができた。直径2センチくらいの円形で、下半分の色が特に濃い。左目の脇にもシミがあって目立つので、ひまし油を分けてあげた。

まあ年寄りなので、そうそう効き目がありそうにもないけれど、すこしでも薄くなればいいなあっと思い、治療を勧めてみた。

母はやるとなれば、意気込みが違う。毎日お風呂上りに塗っていたらしい。本人的には年寄りなのでシミなどあっても平気だが、面白そうなので塗ってみたということらしい。

「最初のころ、鏡でシミだと思って塗っていたら、そこは鏡についた汚れだった」

というように、毎日本当に患部に塗れていたかどうかは、心許ないが、半年くらいは塗っていたらしい。

今回のお盆休み、父母の住む仙台に帰ってみるとびっくりである。

左の目の近くのシミは、まったく目立たなくなっていた。右目の脇の大きなシミの上部半円部分は、下部半円部分に比べ薄かったので、ほぼ消えていた。下半分の色の濃い部分のシミは、さすがに消えてはいないが、かなり薄くなっている。

おお、80歳をすぎてもひまし油は効き目があるんだなあ。大感動である。

母本人的には、シミより左ひざ痛のほうを治してもらいたかっただろうが、とりあえずシミには効果がある。

左ひざ痛は、これから考えよう。



写真は、ニラ饅頭。
お盆休み、昼ごはん、お腹すいた、何食べる?何食べたい?何でもいい ...、あ、見て見て、キューピー3分クッキングでニラ饅頭やってるよ、ふーむ、じゃそれにする?するする、というわけでニラ饅頭である。スバヤク、メモをとったわりには、レシピはいい加減。豚バラ少なめ。酢と豆板醤をつけて、食す。餡をあえたごま油がよい。裏返すとおいしそうな焦げ目がついているのだが、ひっくり返すのを忘れた。

| なんちゅうかホン中華♪ | 16:41 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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#202 アクアパッツァ

アクアパツァ


夏休みが始まり、東京に来ている。

昨日、大学の先輩の家で飲もうということになり、料理をいくつか作ってもっていった。今回は人数が多くないので、持参する料理を一品減らした。その料理の材料が残っているので、今日の朝、作ってみた。

アクアパッツァである。
名前はハデだが、ようするに旨みのあるダシで魚を蒸し煮にする料理である。

一尾400円の鯛を2尾。鱗を丁寧に落とし、ハラワタを抜き、塩コショウをしてしばらく置く。

滲出液をペーパータオルで拭って、多めのオリーブオイルで魚に焼き目をつける。

ひっくり返すときは、トングで頭をつかんで裏返す。じゃないと皮がはがれてしまう。

焼き目がついたら、水を魚が半分浸るくらいにいれ、蒸し煮にする。
よく塩抜きしたドライトマトとケッパー、アサリをいれ、白ワインを加える。

塩抜きしたとはいえ、ドライトマトやケッパーも塩分が強いので、注意してアンチョビの刻んだものを入れる。

口の開いたアサリは、取り出しておいて、さらに蒸し煮にする。できあがる直前にアサリをもどす。

できた~。

だが、フライパンから取り出すと、魚が崩れてしまいそうだ。
なのでフライパンごと食卓へ。

これはうまい。鯛もよいダシがでるし、アサリからも旨みがでる。
そのうえ、アンチョビでダメを押しているのだからうまくないはずはない。

イタリアンパセリを散らして食べる。

日曜の朝から、ちょっとヘヴィなイタリアンメニューなのである。

| さかな料理♪ | 23:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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#201 かき揚げのお茶漬け

かき揚げのお茶つけ


前夜のかき揚げが残っているので、これをお茶漬けにしようっと。

そういえば、先週読んだ北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)について書かれた本に天ぷらのお茶漬けのハナシがでていたなあ。

北大路魯山人は、大正から昭和に活躍した書道家であり、陶芸家であり、画家、篆刻家、料理家であり、美食家としても知られたひとである。ちなみに篆刻家(てんこくか)というのは、印章を彫る人のことである。

書道家として世に出た後、持ち前のバイタリティで多方面の芸術をものにして、いわば総合芸術家として独特の地位を築いた。料理にもなみなみならぬ情熱をもっていたため、その傲岸不遜、傍若無人なキャラクターと相まって、漫画「美味しんぼ」の主人公のライバルでもあり、父でもある海原雄山のモデルにもなった。

魯山人は、とにかく研究熱心だったらしく、若い頃、ほうぼうのお金持ちの風流人の食客(この言葉はもう死語なのかも、いるのかな今も食客って)となり、そこで出会った料理や画家、陶芸家などの芸術家から刺激を受け、自分の芸術の幅を広げたらしい。

若い頃、京都で食客としてすごしていたとき、その料理の腕を認められ、「それならタクアンを百通りに料理してみたら、どうや」とそこの主人に言われ(注1)、大喜びしたらしい。雑炊なんかも数十種類考案している。ヘンなひとである。

だからお茶漬けもいろいろ研究を重ねたらしく、そっち方面にもかなりウルサイ。そのひとつに「天ぷら茶漬」がある。

魯山人によれば、「天ぷら茶漬」は、残り物の冷え切った天ぷらを使う。

まず網にのせて、火であぶる。ちょっと焦がすくらいがよいらしい。それをご飯にのせて、それに生醤油をかけ、つづいて濃い目のお茶をかける。そして新鮮な大根おろしをのせて食べる。

お茶は番茶であってはならず、濃い目の煎茶である必要がある(レシピでは特選粉茶を指定してある)。またかけるのは、必ず生醤油でなくてはならず、天つゆはアウトらしい。その他、山盛りのウンチクときまりごとが続く。

えーい、いろいろうるさいやつだ。
そんなこと知ったことか(空腹なので多少キレ気味です)。

てやんでぇ、こちとら腹ペコでぃ~、御託ならべてないで早く食わせろぃ~!

で、今晩のお茶漬けは、魯山人のお約束をほとんど守らない「かき揚げのお茶漬け」です。



参考
「魯山人寓居跡 いろは草庵」 
北大路魯山人資料室 
注1 山田和 「魯山人の美食」 平凡社新書 2008年

| ピラフ・リゾットなどごはんもん♪ | 00:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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#200 タコとしし唐の辛みそあえ

タコとしし唐の辛みそ炒め


探していたコチュジャンが、未開封のまま食卓の上で発見された。目の前にあったのになぜ気がつかなかったのか。ま、そういうこともある。

今晩は、「#197 ゆでダコと夏野菜の八丁味噌あえ」で八丁味噌に流れた味付けをコチュジャンを使ってつくる。

コチュジャン、味噌少々、ニンニクすり下ろし少々、練り胡麻、キビ砂糖(みりんでもよい)、松の実を加えて練ったものにタコのぶつぎりを加え、和える。味の決め手はコチュジャンに託してあるので、適当に味見しながら調整すればよい。

つぎにフライパンでシシトウを炒め、味のついた件のタコをくわえ、ざっと混ぜる。タコは炒めない。シシトウも冷蔵庫の野菜入れから10日ぶりに発掘されたもの。ちょっとぐったりしている。

松の実がなければ、胡麻でもよかろう。カシューナッツのくだいたものならなおよい(カシューナッツ好きである)。クルミでもいいかもしれない。

要するにぷりぷりのタコ、炒めてちょっとしんなりのシシトウ、歯ごたえと風味のある木の実なんかがあると、ちょっとメリハリが利いて、何気ない日常のコジャレタ一品ということにあいなりまする。

ちょっとエラそうで、申し訳ない。

ま、威張りたい日も … あるある(200回記念?)。



*写真は、「タコとシシトウの辛みそ和え」というより「タコとシシトウの辛みそ炒め」です。文中のものと作り方がちがっています。「タコとシシトウの辛みそ和え」は、写真がうまく撮れていなかったので、今朝、作り直しました(ご苦労なことですな)。でも作っているうちに使う調味料が前回とちがってしまいました。コチュジャン、味噌少々、ニンニクすり下ろし少々、練り胡麻、キビ砂糖(みりんでもよい)、松の実のはずが、コチュジャン、ニンニクすり下ろし少々、すり胡麻、キビ砂糖、もろみをいれました。今回はタコはあわせ調味料で和えたあと、炒めたシシトウに加え、すこし加熱してます(昨晩購入したので加熱した)、なので「炒め」となっております。ま、どちらでもおいしいことには変りはありません。もろみは入れるとコクがでておいしいですな。


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