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#82 アサリの酒蒸し

アサリの酒蒸し

この時期、ようやく梅雨の長雨がひと段落し、じりじりする日差しが戻ってきた。今日は(日曜日)、押戸ノ石とよばれる複数の石群を見に熊本県南小国町に出掛けた。

押戸ノ石と呼ばれる石群が小さな山の頂上に配置されているという。そしてその石の表面には古代文字が彫りこまれているという。ま、一種の遺跡(?)と疑われている石群なのである。こういうものは、ハナシだけではつまらない。近所にあるとなれば、実際に見て、触ってみるに限る。

熊本から国道57号線をたどり、阿蘇の外輪山の尾根にでてさらに212号線を経て南小国町中原地区に着く、この界隈にあるはずだが、ナビの画面には走っている農道は表示されない。もうここからは人に聞いて押戸石山(標高845 m)を探すしかない。

ところが押戸ノ石までの道順を訊こうにも、人がいない。夏の強い陽を浴びて、農村風景がひろがっているばかりだ。集落をさらに進むと、電動四輪車に乗ったお年寄りが農道をゆっくり移動中なのに気がついた。
「あのう、ちょっとお訊ねしますが、押戸ノ石へはどういったらいいでしょうか」
おじいさんは、戸惑ったような顔をしてゆっくりわれわれがやって来た方向を力なく指差して、「方向が反対じゃ。ぐるっとまわらにゃならん」といったような気がした(テレパシーか!)。お年寄りに対して滑舌云々は失礼だが、そう聞こえたような気がした。訊きかえすのも悪い気がして、お礼を言って、もう少し進む。

狭い道なので、小型車でも方向転換はむつかしい。Uターンスペースを探してさらに進む。やがて「キャンプ場」への道しるべに気がついた。
「きっとこっちだわ」
隊長が突然、断を下す。隊長の指示は絶対服従である。おじいさんのアドバイスには従わず、キャンプ場めざし、どんどんどん進む。さらに道は狭くなり、人家も見当たらない山道に迷い込む。うおー、なんか道に迷ったカンジである。

ようやく離合もできない狭い道沿いにある人家をみつけた。道の生垣で作業している女性に再び道を聞く。なるほど、手際のよい道案内に感激。今度は具体的な目印と進むべき道順がはっきりする。とって返して、ようやく押戸ノ石と表示のある小さな標識を見つけた。

おじいさんは正しかった。きちんとおじいさんの話しを受け止めなかったわたしどもが悪いのである。おじいさんすいませんでしたとココロのなかで謝りつつ、天神様を右に折れてどんどん狭い道をすすむ。やがて右手にマゼノ渓谷を見て登りが始まり、人家も途切れる。さらに舗装路が、切れ砂利道になる。それからが意外に長い。車のお腹をこする雑草の音を聞きながらしばらくいくと急に開けた草原にでた。

草原に木製のベンチがいくつか並んでいる。ようし着いたぞ。勇んで車を降り、大きな石を探すがその周辺にはなにもない。うぬ、たばかられたか!と一瞬目の前が真っ暗になる。「これじゃない?」と隊長の声がする。声のほうをみると、おおっ、小高い丘に向かって、下草が刈り取られているではないか。

草原で覆われた小高い丘の頂上を目指し、10分ほど登る。
ありました、ありました。標高845mの押戸石(おしどいし)山全体は草に覆われていて、草の下は黒い土である。草の下には岩とか石とかは見当たらない。しかし、押戸石(おしどいし)山の山頂には、大きな岩が、不規則にならんでいる。確かに不思議である。だれかが、黒い盛り土の上に、そっと巨石を置いていったような具合である。見晴らしのよい草原に大小さまざま、大きなものでは5メートルをこえる石がうずくまっている。

梅雨明けの夏の風は湿り気を帯びているが、汗をかいているのでなんともいえず気持ちがいい。風は、草原を揺らしながら幾重にも重なっている山々を渡っていく。しかも見晴らしは抜群である。九重連山、阿蘇五岳、祖母山が美しい。夏の雲が強い日差しを浴びて深い陰影をつくる。
ああ、にっぽんの夏、キンチョウの夏である。

押戸石(おしどいし)山は、UFO が着陸した形跡はないが、眺望は最高である。
しかもくる途中、57号線にあれだけ車が走っていたのに、ここは人っ子ひとりいない。超贅沢なというか人気がいまいちな絶景スポットなのだった。


今日は、隊長がアサリの酒蒸しをつくる。
隊長が、スパゲティのソースを作ったのだが、焦がしてしまう。あわてて、鍋の底をこそげたので、ソース全体が、コゲくさくなる。ま、焦がし風味といえなくもない。事態打開のためにアサリを半パック投入した。そして残りのアサリを酒蒸しにする。これはうまい。焦がし風味でないところがじつによい。

7時過ぎだというのにテーブルに西日が差している。ここのところ長雨で日が長いことを実感できなかったが、夏至をすぎて2週間、ようやく夏本番である。

隊長の報告書はこちら
押戸ノ石、詳しくはこちら

| 未分類 | 23:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

楽しそう

押戸ノ石、珍道中、笑わせて頂きました。
とっても楽しい一日だったようですね。
隊長の支持に絶対服従に、ウケてしまいました(笑)。

アサリの酒蒸し、美味しいですよね~。
アサリと一緒に入っている菜っぱは、なんでしょう?

| popoki | 2008/07/08 22:29 | URL | ≫ EDIT

押戸ノ石

押戸ノ石、いろいろありましたが、
なかなかいいところでした。
太古のロマンあふれるスピリチュアルスポットという感じでしたね。残念ながら巨石に刻まれた文字というのが、あまりはっきりしませんでしたけれど。

この時期の南小国の草原の美しさは最高です。柔らかな緑の絨毯をしきつめたようです。アザミも咲いていて、ウグイスやカッコーなどの野鳥の鳴き声も聞こえました。

アサリの酒蒸しは簡単な上に酒の肴にもぴったりですね。緑のものはわけぎだったと思います。

| デコポン | 2008/07/08 23:19 | URL | ≫ EDIT















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