PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

#201 かき揚げのお茶漬け

かき揚げのお茶つけ


前夜のかき揚げが残っているので、これをお茶漬けにしようっと。

そういえば、先週読んだ北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)について書かれた本に天ぷらのお茶漬けのハナシがでていたなあ。

北大路魯山人は、大正から昭和に活躍した書道家であり、陶芸家であり、画家、篆刻家、料理家であり、美食家としても知られたひとである。ちなみに篆刻家(てんこくか)というのは、印章を彫る人のことである。

書道家として世に出た後、持ち前のバイタリティで多方面の芸術をものにして、いわば総合芸術家として独特の地位を築いた。料理にもなみなみならぬ情熱をもっていたため、その傲岸不遜、傍若無人なキャラクターと相まって、漫画「美味しんぼ」の主人公のライバルでもあり、父でもある海原雄山のモデルにもなった。

魯山人は、とにかく研究熱心だったらしく、若い頃、ほうぼうのお金持ちの風流人の食客(この言葉はもう死語なのかも、いるのかな今も食客って)となり、そこで出会った料理や画家、陶芸家などの芸術家から刺激を受け、自分の芸術の幅を広げたらしい。

若い頃、京都で食客としてすごしていたとき、その料理の腕を認められ、「それならタクアンを百通りに料理してみたら、どうや」とそこの主人に言われ(注1)、大喜びしたらしい。雑炊なんかも数十種類考案している。ヘンなひとである。

だからお茶漬けもいろいろ研究を重ねたらしく、そっち方面にもかなりウルサイ。そのひとつに「天ぷら茶漬」がある。

魯山人によれば、「天ぷら茶漬」は、残り物の冷え切った天ぷらを使う。

まず網にのせて、火であぶる。ちょっと焦がすくらいがよいらしい。それをご飯にのせて、それに生醤油をかけ、つづいて濃い目のお茶をかける。そして新鮮な大根おろしをのせて食べる。

お茶は番茶であってはならず、濃い目の煎茶である必要がある(レシピでは特選粉茶を指定してある)。またかけるのは、必ず生醤油でなくてはならず、天つゆはアウトらしい。その他、山盛りのウンチクときまりごとが続く。

えーい、いろいろうるさいやつだ。
そんなこと知ったことか(空腹なので多少キレ気味です)。

てやんでぇ、こちとら腹ペコでぃ~、御託ならべてないで早く食わせろぃ~!

で、今晩のお茶漬けは、魯山人のお約束をほとんど守らない「かき揚げのお茶漬け」です。



参考
「魯山人寓居跡 いろは草庵」 
北大路魯山人資料室 
注1 山田和 「魯山人の美食」 平凡社新書 2008年

| ピラフ・リゾットなどごはんもん♪ | 00:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

パチパチ♪

200回超え、おめでとうございます♪
いつも斬新なお料理に、刺激を頂いている一人です。

お茶漬けって、疲れた体に沁みますよね~。
先日、冷房バテで冷え冷え、ズキズキ(頭)になった夜、夕飯をお茶漬けにしたら、とっても良かったです。
お茶漬け、意外と夏にいいかも!と思いました。
(私のは、普通の野沢菜茶漬け梅干し入りでしたが)

九州の夏、雨で大変そうですね・・・。
今年の夏は、なんか変ですね。

| popoki | 2009/08/09 11:39 | URL | ≫ EDIT

> popoki さん

ありがとうございます。
おかげでなんとか200回こえました。
いつもはげましていただいてありがとうございます。
いつも短時間のいい加減料理ですが ...。

魯山人の食へのこだわりと情熱を読むと
感心することしきりです。
彼の尊んだのは、家庭料理的なものでいわゆるグルメ的な
料理は彼のめざすところではなかったようです。

お茶漬け、冷房で冷えた体には
もってこいかもしれませんね。
野沢菜梅干し茶漬け、
シンプルでほっこり心まで温まりそうですね。

天候も不順ですね。おとといの夜に上京しましたが、
九州もこれから台風の影響を受けるかもしれません。
関東地方も雨雲が接近中ですね。

| デコポン | 2009/08/09 22:31 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yuumeshibanzai.blog61.fc2.com/tb.php/155-5c280e33

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。