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#240 野沢菜チャーハン

野沢菜チャーハン
 

ユースホステル(YH)というと一昔、というより三(!)昔前の旅好きな若者が利用する安い宿泊施設という印象がある。お酒は飲めないし、眠るのも2段ベッドのならんだ相部屋であることが多かった。いまも相部屋は基本である。

学生時代(相当古い)に泊まった岩手のあるユースホステルでは、牧場に併設されていて、早朝に叩き起こされて、ラジオ体操に参加させられたこともある。でもそのおかげで朝食には絞り立ての牛乳が飲めたし、あるときは地質調査にきていた地元の大学の研究者から興味深い話をきくことができた。

時代は巡り、最近では家族のための個室もあるし、お酒も飲めるようになった。が、なにより、地元の情報に詳しいユースホステルの運営者であるペアレントとよばれる存在が大きい。ときどき旅の情報データバンクのようなひとがいる。

今回一泊目にお世話になったYHのペアレントのかたは、そういうひとだった。別府出身のひとではない。別府のよさに惚れ込んで仕事を辞めて昨年からユースホステルを始めたのだという。以前はディープなユースホステラーだったらしい。

「源泉の数は2,800ヶ所以上で全国総源泉数の約10分の1だし、湧出する湯量も一日137,000キロリットルで日本最大。別府には約140 の温泉があって、しかもそれぞれの温泉の泉質がちがっているし、効能もそれぞれちがうんです」

「ひとが通れるだけの細い路地の先に古くからの温泉がわいていて、地元の人だけがかよっていたりするんです。湯量が桁外れなので、源泉掛け流しがあたりまえ、わざわざ源泉掛け流しと謳うまでもない」

「単純泉といわれる温泉のなかには、少しだけある成分が足らないために、単純泉に分類されているものがありますが、それぞれの温泉が、とにかく個性的なんです。この近くでも変わり種の温泉もたくさんあります。温泉自体を楽しむなら、別府ほどのところはないとおもいますね」

話は尽きないのである。

到着して間もなく、夜には希望者を募っての温泉ツアーが催されるというので、その前に歩いて数分の範囲にあるおすすめの温泉「渋の湯」に出撃することにする。

街のなかを歩いていくと、街のあちこちからもうもうと湯煙があがっている。坂道をくだっていくと古めかしい温泉が左手にあった。市営ではあるが地元の温泉組合が管理している。100円のロッカー使用料が入浴料のかわりなのだそうだ。熱めのお湯が運転でこわばった身体を癒してくれる。

う~ん、極楽じゃ。

夕食後は、YH主催の温泉ツアーである「堀田(ほりた)温泉」に車を連ねてでかける。こちらは、正当派大浴場。これはこれで、極楽でおじゃる。

さて、翌朝、おすすめ第二弾「変わり種」温泉、「鉄輪むし湯」。こちらは「渋の湯」のちょいと先にある。その名の通り蒸し風呂、サウナである。鎌倉時代からあるといわれる方式らしい。まず浴室に行き、身体を洗う。そのあと、レンタル着を一枚着てから、係のおばさんから説明をうける。

浴室は蒸気がこもりやすいように、天井が低くできている。小さな扉からはいるのだが、腰痛持ちには、身体をかがめるのがちょいつらい。床には薬草である「石菖(せきしょう)」とよばれる干し草が敷き詰められている。そこに仰向けになる。草の香りがして、落ち着くにゃ。

狭い浴室は7、8人が横たわるくらいのスペースしかない。早朝のため、まだだれもいない。なんだか牢屋に閉じ込められているようで、閉所恐怖症のひとにひとりきりはつらいかも … と思っているうちに、すごい汗がでてくる。汗は出にくい体質なのだが、これはすごい。さすがに天井が低いだけはある。

おばさんは、浴室にひとがはいるとタイマーを8分にセットしておき、安全に気を配っている。7分45秒くらいで耐えられなくなり、脱獄。ふ~、がんばったな~。

昨晩、朝と温泉三昧で身体が、ふやけた感じになったが、朝食後、別府を出発する前に温泉マイスターのペアレントおすすめの鉱泥(こうでい)温泉に寄る。

ここは泥風呂である。幸い年末ですいていたが、いっしょに浴槽に入っていた温泉好きの広島からきているおじさんにつかまり、別府温泉についてウンチクを聴く。

泥風呂はこの近所にもう一軒あるのだが、掃除を頻繁にしないので、ありゃだめだ。ここは清潔でいい、とバッサリ切り捨てる、かと思えば、別府で最高のお湯は明礬温泉だな~、ぜひ入るようにとすすめられる。

泥はどろっとしていて(あたりまえか)熱い。粘度が高いため、泥湯は対流しにくいので、じっとしていると身体のまわりのどろが少し冷えてほどよくなる。ちょっとでも動くと、熱い泥が皮膚に触れて熱い。じっとして話をきいているほかない。

ツラクなって上がろうとすると、あがったら、じっと身体を乾かし、どろが乾燥するまで待って、また繰り返し入るのが正しい入浴法だと諭される。う~ん、温泉の入り過ぎで、これ以上浸かると、フヤけて身体の輪郭自体がくずれてしまいそうだ。

はい、そうしますと答えつつ、泥を落として早々に脱衣所に退散する。

そんなこんなで、いやというほど別府温泉を堪能したあと、いよいよ別府を発って九州と四国を結んでいるフェリー乗り場に向かう。

うお~、こんなに書いたのに、まだ九州にいるぞ、といいつつ ...

「つづく」

| 未分類 | 12:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

祝!都民!

無事にお引っ越しが済んで、良かったですね~。
昨年以上に、一緒に遊べることを楽しみにしています!
よろしくお願いします♪

別府温泉、奥が深いですねえ~。
数日滞在して、湯治でもしたくなります。
車の旅、今後の展開が早くも気になります。

| popoki | 2010/01/11 18:00 | URL | ≫ EDIT

> popoki さん

こんばんは、
おかげさまで引っ越しも無事終了しました。
お近くに住むことになりました。
よろしくお願いいたします。

別府、意外といっては失礼ですが、
ディープな温泉の世界がひろがっていました。
温泉そのものを目的とするなら、
別府はとてもよいところです。

以前はちょっと俗的な温泉街のような印象があったのですが、
今回の旅でダイブ印象がかわりました。
人とふれあう旅はいろんな発見があって、よいですね。

| デコポン | 2010/01/11 22:25 | URL | ≫ EDIT

旅は文化

お久しぶり 
ドライブで東京をめざしたんですね。
楽しそうでなにより。

| 天王洲改め港南 | 2010/01/17 00:39 | URL |

> 天王洲あらため港南さん

ご無沙汰しています。
引っ越し旅行だったのですが、
意外に楽しめました。
四国もいいところですね。

車だと、おもしろそうだと、バスや電車の時間を
気にせず立ち寄ることができて、気ままでよいですね。
それと、年末って世間のひとは気ぜわしくしている季節ですが、
のんびり旅行するのも悪くありませんね。

| デコポン | 2010/01/17 11:55 | URL | ≫ EDIT















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